月経不順は妊娠の可能性が少ない場合、放置されがちであり、治療が軽視される傾向があります。
経過をみればいいものから積極的に検査が必要で、甲状腺機能異常や脳腫瘍が疑われるものまであります。
原因によっては内科、脳神経外科、整形外科との連携が必要となります。
月経を起こすだけでなく、原因ごとにきめ細かく治療いたします。
原因としてはかぶれ、感染症、ホルモン異常、腫瘍等、がんまで多様です。
子宮頚がんの判定のために子宮頸部細胞診(閉経期以降 体部細胞診の追加が必要な時有)
子宮腫瘍、卵巣腫瘍の有無のために超音波検査にて大きさ測定
子宮内膜ポリープ、子宮体がんの有無のために子宮内膜の厚さ測定
外陰部、腟の細菌感染症有無のために細菌培養(炎症のため出血することあり)
原因として多くはホルモン異常ですが、卵巣腫瘍など腫瘍のことがまれにあります。
ホルモンの不調が主な原因のため各種ホルモン値測定
子宮腫瘍、卵巣腫瘍の有無のために超音波検査にて大きさ測定
感染症からホルモン異常が主な原因のため細菌培養、ホルモン値測定
子宮腫瘍、卵巣腫瘍の有無のために超音波検査にて大きさ測定
小児、成人女性、閉経期女性それぞれ同じ症状であっても治療法が異なることが多々あります。小児はうんちによるかぶれ、成人女性は一般細菌によるものから性的感染症まで、閉経期女性はホルモン低下が関与することが多くなります。
最近、市販の外陰部治療薬が安易に使用されています。
それでも治ってしまえばいいのですが、かぶれをひき起こしたり、クラミジアなど性感染症を見逃す場合があります。
たいへんでも医師による診察、治療が完治への早道です。