更年期は閉経前後ほぼ5年間です。だれでも更年期は通過します。2割程度の人に薬剤やカウンセリング等なんらかの手助けの必要があります。更年期障害は発汗異常、いらいらイライラ、不安感、強い疲労感をはじめとして多彩な症状があります。そのため、うつ病、甲状腺機能異常などの病気の可能性を見究めながら、治療にあたります。まれに30歳代での更年期障害もあります。
薬剤使用後の副作用副反応について過去に様々な報告がされ薬剤使用を躊躇せざる負えない時期がありましたが誤った研究結果が発表され患者さんにご心配をかけましたが、現在は一部を除いて否定されています。
ホルモン異常の確認のためホルモン値測定
卵巣腫瘍、子宮内膜増殖症の有無のため超音波検査
ホルモン補充治療(内服薬、パッチ、塗り薬)が主体になりますが、漢方薬も効果が認められています。
当院カウンセラーによるカウンセリングも必要に応じておこないます。
最近、更年期女性の手指関節の腫れ、痛み(へバーデン結節)、腱鞘炎、さらに産後女性の腱鞘炎(ドケルバン病)などの原因にはホルモンバランスの乱れがいわれています。
ホルモンバランスの安定化の治療過程で腫れ、痛みが軽減されることがあります。
月経前には他の時期にはない身体的、精神的変調がすべての女性に出現します。
時には家族関係や社会的関係にまで支障をきたすことがあります。
漢方薬からホルモン治療まで種々の方法があります。
必要であれば、当院カウンセラーによるカウンセリングを行います。