初潮から閉経まですべての女性は、程度の差はあるものの月経痛が存在します。
生活のレベルを維持するためには必要以上に我慢することは有害です。
ただし、治療のレベルは正しく判定することです。
子宮の成長が未熟のため:年齢等と超音波検査でチョコレートのう腫など内膜症:超音波検査、腹腔鏡(腹腔鏡検査は手術です。)
第一段階は鎮痛剤または漢方薬の選択です。
第二段階は低用量のホルモン剤(低用量ピルと同等剤)
副作用に配慮が必要となります。
第三段階はいわゆる偽閉経治療(内服薬、点鼻薬、注射薬)
効果、副作用にそれぞれ特徴があります。
卵巣腫瘍、子宮腫瘍、卵管留水腫・留膿腫は超音波検査、腫瘍マーカー採血で診断します。
排卵痛は超音波検査、月経周期、基礎体温で診断、鎮痛剤で対応します。
クラミジアなど性感染症は免疫学的検査、超音波検査で診断、抗生物資などを処方します。
下腹痛が婦人科領域でないときは内科などへの紹介となります。
性交困難は問診、可能なら内診、超音波検査で身体的に性交可能の有無を多くは心理的理由であり当院カウンセラーによるカウンセリングもおこないます。